千葉市中央区みねピアノ教室の峰聖美ですฅ^•ﻌ•^ฅ
みねピアノ教室の生徒さんTくん(小5)
先日のレッスンで
バロック音楽の導入が修了しました🎹✨
“バロック音楽らしく”聴こえるための
演奏の特徴・注意点として
・テーマを際立たせて演奏する
・カデンツ(終止)を聴く
などが挙げられます。
ここで難しいのが
やりすぎると
わざとらしく聴こえてしまうし
やらなさすぎると
聴いている人に分かってもらえなくて
楽譜をなぞっているだけの演奏になってしまい
「この人は
バロック音楽をお勉強していないのかな?」
と、勘違いされてしまうことです。
以前、私の好きな漫画家さんのおひとり
東村アキコ先生が
お着物の合わせ方について
「粋と下品は紙一重(江戸風)
上品と野暮は紙一重(京風)」
とおっしゃっていて
お着物だけでなく
ピアノの演奏にも通ずるものがある!
なんて良い格言!!
と、めちゃめちゃ感動しました🥹💖
Tくんともレッスンをしていて
「方向性は合ってるんだけど
いかにもやってますよ〜感がすごいから
わざとらしく(野暮に)ならないように
お耳を使って“粋な演奏”にしてきてね!」
と、レッスンで伝えたところ
何回もレッスンで繰り返していく内に
わざとらしさがなくなるどころか
「ストレッタ(テーマが重なること)の時
左右をどれくらいの塩梅で
弾いたら良いですか?」
というような
音のバランスについて
自分から質問してくれるようにもなりました!
これは本当に良い質問で
自発的にこの疑問が湧くということは
・先生に言われなくても
自分の力で音のバランスを考えられている
・難しいことをサラッとやってのける
バロック音楽の美学を感じられている
ことの証だなぁと思うのです🥹🎹✨
バロック音楽で磨かれた
音・お耳・テクニックは
他の時代の音楽(古典・ロマン・近現代)でも
たくさん活かすことができます💪✨
Tくんは、バロックと同時進行で
ブルグミュラー(ロマン派)の曲集も
レッスンしているので
「ここのバランスはこんな感じ!」
「ここはこう弾いたら良いよ!」
と、私がレッスンで伝えたいことがTくんに
よりツーカーに(伝わりやすく)なって
かなり濃い内容のレッスンでありながらも
Tくん・私・付き添いのお母様の3人で
笑いながら、和気藹々とやっております🥰
まさに
バロック音楽に捨てるところ無し!
バロック音楽の醍醐味・美学を
言葉や文章で伝えるのは難しいので
これからピアノを習う方や
まだバロック音楽を習っていない方にとっては
イメージしづらいかと思いますが
間違いなく、音が磨かれて
演奏がレベルアップしますし
やった人にしか分からない・見えない
景色が確実にあると思っております🎹✨